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御鷹場通信は諏訪流放鷹術研究所 所長のブログです
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新春放鷹実演2017について2016年 12月 27日 (火) 13時 28分
2017年1月2日と3日に浜離宮恩賜庭園にて予定されておりました新春放鷹実演は、鳥インフルエンザに関する予防的な措置として、中止の運びとなりましたのでお知らせ致します。
 東京都内及び近隣の県での発症・感染の事例は報告されておらず、また国内外の鷹匠の鷹から検出されたといった事例もありませんが、全国的に鳥関係のイベントに対する自粛ムードが広がっている中での判断のようです。
 1年間学んでまいりました、門下生たちの成果あるいは技の発表の舞台の機会を失ったことは非常に残念でなりませんが、これに屈することなく放鷹文化の保存活動に邁進してまいりますので、来年も御理解・御協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
2016年の様子(c)高橋裕一

新春放鷹実演20162016年 2月 18日 (木) 0時 03分
 1月2日と3日、都立浜離宮恩賜庭園におきまして、新春恒例となりました放鷹実演が開催されました。開催にあたり、ご尽力くださいました公益財団法人東京都公園協会ならびにNPO法人東京臨海地域開発研究会、そしてご観覧に足を運んでくださいました全ての観客の皆様に心より感謝申し上げます。
 本年は好天に恵まれ、お陰様でご観覧者の人数が最高を記録したとのことで、多くの皆様がお越しくださったことに心より感謝申し上げます。
 午前中の最後の演目である「電通ビルからの急降下」については、今年は昨年と同じメスのアカオノスリを使用しました。昨年は生まれたばかりの若さから未熟さが見られましたが、本年は無事に予定した芝生広場内に降りることができました。
参加してくれた門下生たち
 本年は控えの担当者と鷹を含めて、各演目を担当してくれた門下生や鷹たちが、期待に応える働きをしてくれました。またアナウンスや裏方、販売等を含めて、各門下生たちが役割を理解して行動してくれたため、4回の実演は滞りなく行うことができました。
 近年では、長年ご観覧くださっている多くの観客の皆様が、伝統文化をよく理解されており、さらに若い門下生たちの努力を応援して下さることに、大変感激しております。いつも見守ってくださり、ありがとうございます。
 本年も放鷹文化に対する御理解、御協力のほど、宜しくお願い申し上げます。

諏訪流第18代継承の御挨拶2016年 2月 17日 (水) 23時 35分
 睦月も半ばを過ぎての御挨拶となったことお詫び申し上げます。恐縮ですが、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 当保存会で認定されました諏訪流鷹匠であり、事務局長であります大塚紀子が、昨年2015年8月1日をもって、第17代宗家田籠善次郎先生より第18代を允許されました。10月には授与式が行われ、允許状と鷹書が授与されました。急なことであり、私、大塚も驚くばかりでありましたが、諏訪流の未来を案じられる師匠に安心して頂くことも恩返しかと思い、お引き受け致しました。
 まだまだ学びたいことが沢山ありますが、同時に次世代を育成する役目も承りましたので、田籠先生には可能な限りご指導を賜りつつ、伝統を残していくため勇往邁進して参りたいと思います。
允許状をいただく
 今後とも伝統文化としての鷹狩への御理解、御支援のほど、宜しくお願い申し上げます。
 諏訪流第18代宗家 大塚 紀子

花見先生を偲ぶ会20152015年 8月 17日 (月) 11時 24分
 7月11日、先代の故花見薫先生を偲ぶ会を行いました。
 本年は土曜日がちょうど命日にあたったため、行徳において花見先生のお墓参りを行いました。葬儀の日を彷彿とさせるような快晴の下、花束を供える田籠師匠の顔をいつもそっとなでてくれる一陣の風や、よりそうように寄りかかった1本の花に、師匠は花見先生と語らっていらっしゃるかのようでした。また花見先生とともにかわいがってくださった奥様の名前も本年はお墓に刻まれており、師匠は仲睦まじかったご夫婦がようやくまたお会いできたのだなあと安心されておりました。
 その後、地元の鰻を頂きながら懇親会を行いました。故花見先生を記憶に留める人々はほとんど残っておりませんが、それを語ってくださる田籠師匠とともに現在の歴史を築いていられることは、門下生にとって伝統に対する誇りとなっています。
お墓参りをする田籠鷹師と門下生たち
 一年の中でも、暑さ、寒さの厳しい時期は、すべての生き物にとって生きる力が試されているような気がします。秋以降に向けて、鷹も人間も体調を整えて日々を過ごしております。
 今後とも保存活動ならびに放鷹文化への御理解を頂きたく、よろしくお願い申し上げます。

中原街道時代まつり20152015年 8月 17日 (月) 11時 17分
5月10日、神奈川県川崎市国際交流センターで開催されました「第15回中原街道時代まつり」において、恒例の放鷹術の実演を行いました。開催にあたり、御尽力してくださいました主催の中原街道時代まつり実行委員会ならびに共催のNPO法人日本伝統文化福祉振興協会、川崎市を始めとする後援の方々、実演を観覧してくださいましたキルギス大使及び川崎市長、そして足を運んで下さいました全ての観客の皆様に厚く御礼申し上げます。
当日は汗ばむ陽気の下、生ぬるい風が園内を巻いており、鷹にとっては少し飛びづらい状況でした。若いオオタカがカラスのしつこい攻撃を受ける場面もありましたが、園外に出たところで後を追っていた据前が据え上げました。他の鷹たちも含めて、演目は無事に終えることができました。どのような鷹の動きにも慌てることなく、きびきび対応する若い門下生たちの姿に成長が感じられ、時代の流れを感じました。
 本年、全15回をもってNPO法人によって主催されてきた同祭典は終了するそうです。歴史的な意義の深いこの場所で、長らく応援をしてくださった同法人の理事長及びスタッフの方々の励ましには心より感謝しております。またいつか、御協力できる機会がありましたら大変光栄に思います。
実演に参加してくれた門下生たち
 鷹が塒に入ったため、実演は秋までお休みとなります。まだまだ暑い日々が続きますので、皆様お身体ご自愛ください。

「家康公と田中城 鷹狩りの道」2015年 2月 28日 (土) 17時 33分
 2月7日、静岡県藤枝市内で「放鷹文化講演会」が開催されました。主催の藤枝市ならびに東海道街道文化創造事業実行委員会、共催の静岡文化
術大学、協力の鷹書研究会、そしてご観覧に足を運んでくださった全ての皆様に御礼申し上げます。
 午前は、西益津中学校で放鷹術の実演、午後は放鷹文化に関する講演会が行われました。
鷹狩体験にご協力して頂いた藤枝市長と
 西益津中学校の校庭で行われた実演では、北村藤枝市長そして西益津小学校、中学校の生徒様に協力して頂きました。同小中学校は田中城の史跡内に存在しており、学校の脇には三の堀等が残されています。
 午前の実演では、当日急遽加えられた演目や打合せ後に追加されたメディア対応等で非常に慌ただしい中、各門下生が努力してくれました。ご観覧中のお客様が貧血で
れられたために救急車が呼ばれ、これを気にしたアカオノスリが逸れるハプニングがありましたが、後日無事に据え上がりました。ご心配をおかけ致しましたことをお詫び致します。
 午後の講演では、徳川家康公が鷹狩の際に立寄った田中城で鯛の天ぷらを食べたために亡くなったという有名な逸話が実は事実ではなかったといった講話など、鷹狩に関連する歴史研究の一部がわかりやすく公開されました。
 本年は、徳川家康公の没後400年を顕彰する記念事業が全国各地で開催される予定で、なかでも静岡県は権現様のお膝元として、様々な事業に協力されているようです。これを機に、歴史ある日本の鷹狩が文化的に評価される年となりますよう、心より祈念致します。

鷹狩の祭典2014-22015年 2月 04日 (水) 15時 25分
 祭典の後半、鷹狩を広く理解して頂くための文化活動が、アブダビ市内のAl Forsan International Sports Resortで開催されました。各国はテントで自国の文化の展示・販売等を行いました。またアリーナでは実演とパレードが行われました。会場にはアブダビの皇太子の弟でEmirates Falconers’ Clubの会長であるH.H.Sheikh Hamdan bin Zayed Al Nayhanや観光&文化庁の会長であるH.H.Sheikh Sultan bin Tahnoon Al Nahyanを始めとする皇族の方々も訪れました。
 各国の鷹匠が集まったパレードでは、2011年に登録にこぎつけたユネスコの無形文化遺産登録を含め、鷹狩文化の保存・発展に多大な尽力をされたH.E.Mr.Mohammed Khalaf Al Mazroueiに対する追悼式も行われました。同氏には私も何度かお会いしたことがあり、伝統的な鷹匠の家柄で、娘さんも鷹匠を目指していました。鷹狩を愛し、古今東西の技術に多大な関心と理解を持たれていた方だっただけに、異国での交通事故死という悲劇に、ショックで胸が詰まりました。
 祭典は国内外の鷹狩団体や組織と交流する貴重な機会でもあります。日本のテントでは、World Falconers Clubや、モンゴルの鷹狩研究を行った研究者等と協力して実演やパレードにあたりました。またわずかではありますが、韓国や中国といった東アジア諸国の現状についても学ぶ機会がありました。
参加した門下生たち
 戦争やテロといった悲劇的な事件が報道される日々の中で、文化の保護を訴えるということは、大変高邁な思想と行政的な配慮がなければ達成されないことだと思います。UAEやカタール、サウジアラビアといった伝統文化を残している国々は、文化と平和の維持のため、理性的にアラブ諸国の友好を図っています。シリアのダマスカスにある博物館には、鷹狩に関する貴重な史料が残されているそうで、いつか訪れてみたい国の一つです。
 悠久の歴史を刻み続けるベドウィンの文化であり、私たち日本人の文化でもある鷹狩を守るため、そして文化遺産が保存できるような環境を維持するために、このような催しが存続するよう願っています。

鷹狩の祭典2014-12015年 2月 04日 (水) 14時 41分
 年が明けてからすでに3回、奥多摩に雪が降りました。さらに降る予報もありますが、新年に降る雪は冬の寒さを実感させるとともに、春の訪れを思い出させてくれます。
 昨年の12月、UAEの首都アブダビ市でThe Emirates Falconer’s Clubがホストとなり第3回鷹狩の祭典(2014 International Festival of Falconry)が開催されました。招待してくださった同クラブ及び関係者の方々、そして渡航にあたり協力してくださった全ての方々に深く感謝致します。
 世界的に鷹狩文化の理解を深めるため、初めて祭典が開催されたイギリスから数えて第4回、アブダビから数えて第3回となる本祭典には、およそ80ヶ国の代表が出席しました。前半は砂漠での鷹狩体験が参加者限定で、後半は鷹狩を理解して頂くための文化活動が一般公開で行なわれました。
研究発表の様子
 前半は砂漠の中に設置されたテントで寝泊りし、ラクダに乗って伝統的な狩りにでかけたり、ハヤブサの訓練を見たりして過ごしました。夜には焚き火を囲んで語らう人々の前で、パキスタン人の旅藝人の歌や踊りが披露されるなどの催しが用意されました。砂漠で過ごす生活のすべてが貴重な体験でした。
 また、特別に設置された大きなテントでは、鷹狩に関連した研究発表が行われました。前回の祭典では研究者の補助に回ったのですが、今回は私自身が日本の鷹狩に関する古書や文献に関する発表を担当しました。初めての英語での発表で、当日の30分前まで文章の確認に追われ、焦りや緊張感でいっぱいでした。が、準備が整って舞台に上がると、想像したよりも楽しく話すことができ、宗教的な質問にも落ち着いて答えることができました。今までの国内での発表や講演、そして実演の経験が生かされていることを感じました。
 未熟な私を長年見守ってくれた友人や、講演を依頼してくれた主催者の方々の激励に心より感謝しています。

新春放鷹実演20152015年 1月 17日 (土) 22時 58分
 1月2日と3日、都立浜離宮恩賜庭園において新春恒例となりました放鷹実演が開催されました。開催にあたり、ご尽力くださいました公益財団法人東京都公園協会ならびにNPO法人東京臨海地域開発研究会、そしてご観覧に足を運んでくださいました全ての観客の皆様に心より感謝申し上げます。
 午前中の最後の演目である「電通ビルからの急降下」については、今年はメスのアカオノスリを使用しました。同種は20世紀にアメリカで鷹狩が行われるようになって以来、伝統的に使用されてきた猛禽であり、鷹匠の初級ライセンスを得る認定試験で使用されているようです。大きな体格はトビやカラス対策に適しているのではないかと考えて、実験的に導入しました。
 昨年生まれのアカオノスリは、経験不足なこともあり、予定した芝生広場に舞い降りることはできませんでしたが、騒ぎ立てるカラス等に動じることなく、芝生のすぐ近くの林に降りました。リハーサルを含めて3回の飛行で徐々に上手くビル風や海風に乗っていく様子を見るにつけ、来年に繋がる良い経験になったのではないかと感じました。
アカオノスリ
 本年は初めての演目を担当してくれた門下生やオオタカが、期待に応える働きをしてくれました。またアナウンスや裏方、販売等を含めて、各門下生たちが役割を理解して行動してくれたため、4回の実演は滞りなく行うことができました。
 放鷹術の実演は、バードショーなどと異なり、一見すると華やかさは少ないですが、鷹の種類、鷹匠装束、型に即した身体の使い方等、包括的な伝統文化を表しています。長年ご観覧くださっている観客の皆様がそれを理解されており、さらに若い門下生たちの努力を応援して下さることに、とても感激しました。
 本年も放鷹文化に対する御理解、御協力のほど、宜しくお願い申し上げます。

謹賀新年2015年 1月 01日 (木) 23時 30分
 謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 昨年の9月末、文化講習会で徳川家康公が鷹狩の際に訪れたという埼玉県にある林泉寺を訪問しました。その後、鴨の鋤焼料理を頂いて往時を偲びました。
 また昨年12月には、UAEの首都アブダビで開催された第3回鷹狩の祭典(国際的には第4回)に招待され、日本の鷹書を含めた古書の歴史について講演をさせて頂く機会がありました。初めての海外での英語の発表でしたので準備に悪戦苦闘しましたが、結果的にはまずまずの報告ができたように思います。
昨年9月、林泉寺にて
 年を経るにつれ、初めての物事に挑戦する気持ちを維持するのは難しくなるのかもしれませんが、久しぶりにその楽しさを体験でき、新年に向けて良い刺激になりました。
 本年も伝統文化を伝承するための方法論について、挑戦して参りたいと思いますので、ご理解・ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

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